アマガミ:アマガミコラム-01
■09年10月13日
アマガミコラム−01
なんとなく気ままにアマガミの話をしてみようかなーっていうコラム的な何か。第1回目はアニメ化のお話。
今週のカミングスゥイートで話題になってたけど、もしアマガミがアニメ化するならどういうものがベストなんだろう?
まぁ、正直な話選択肢は一つしかないわけ。ToHeart第一期方式オンリー。これが一番ファンのダメージが少ないから。
ToHeart第一期の構成を知らない人に説明すると、メイン(あかり)、サブヒロイン(志穂)を主軸にしつつ
各エピソードでその他のヒロインを出しつつ、独立した短編を積み重ねていくっていう感じ。
適度なギャグと変態紳士の奇行、とちょっとだけ甘酸っぱい感じの恋愛モノ。
ちょっとしたトラブルを解決するいい話なんかもグー。…なんか面白くないって?
いいや、違うね。これが王道であり、基本は美しいわけよ。保守的と言われてもね。
で、ここまでは通常のギャルゲーの話。ここまでの話は一切忘れろ!!!(ええっ!?)
アマガミコラム−01
なんとなく気ままにアマガミの話をしてみようかなーっていうコラム的な何か。第1回目はアニメ化のお話。
今週のカミングスゥイートで話題になってたけど、もしアマガミがアニメ化するならどういうものがベストなんだろう?
まぁ、正直な話選択肢は一つしかないわけ。ToHeart第一期方式オンリー。これが一番ファンのダメージが少ないから。
ToHeart第一期の構成を知らない人に説明すると、メイン(あかり)、サブヒロイン(志穂)を主軸にしつつ
各エピソードでその他のヒロインを出しつつ、独立した短編を積み重ねていくっていう感じ。
適度なギャグと変態紳士の奇行、とちょっとだけ甘酸っぱい感じの恋愛モノ。
ちょっとしたトラブルを解決するいい話なんかもグー。…なんか面白くないって?
いいや、違うね。これが王道であり、基本は美しいわけよ。保守的と言われてもね。
で、ここまでは通常のギャルゲーの話。ここまでの話は一切忘れろ!!!(ええっ!?)
アマガミは非常にファン層が豊富なゲームだ。ギャグより、エロより、恋愛より、失恋よりの話。様々な解釈が出来る。
んじゃ、結局どれが正解なわけ?って感じになるよね。キミキスの時はそれがすごくわかりやすかった。
「甘酸っぱくちょっとHな純愛ストーリー」というのが、キミキスを遊んだ人の一致した見解だと思う。
ところがキミキスのアニメ(purerouge)は、この基本コンセプトを捻じ曲げてしまった。
アマガミから入った人には想像しにくいと思うが、キミキスというゲームには”負”の感情が限りなくなかった。
だがpurerougeの世界は、どちらかというとアマガミ(*1)よりだったのだ。
ゲームを愛するものからすればまさに「どうしてこうなった?」だったわけ。
これはファンの求める方向性が全員同じだったからこそ起きた現象だよね。
もしキミキスのゲーム本編にも、アマガミのような闇の要素があったのなら一部的には褒め称えられたはずだもの。
じゃ、アマガミはどーするのさ?って話になる。
そこがファンの求めるアマガミが、一つの方向性に定まっていないという強みであり欠点だ。
コミカライズや小説などと違い、アニメ化というのは一度限りの祭りである。
どのファン層をターゲットに作るのが問題になると思うのだ。普通に考えれば最初挙げたToHeart第一期方式が正解。
だが、アマガミのファン層の中にはお気に入りのヒロインを是非アニメでも主人公に!と思う人もいる。
そうすると自然にオムニバスという方式になる。最近だと化物語がちょっとしたオムニバスだった。あれもアリだと思う。
アマガミに求めるものが闇のファンもいる。するとどうだろう。ToHeart第一期方式ではあまりにも物足りないのでは?
結論的にいうと、アマガミのアニメ化というのは限りなく難しい。
ノベルゲーのような一本道ではなく、複雑にからみあうヒロイン達の6週間を、
一つだけに絞ってさらにファンのほとんど納得させるカタチというものが自分では想像がつかない。
まぁ、結局のところ無茶を承知で言うならば。
ToHeart第一期方式と、オムニバスでヒロイン全員分をやる化物語方式。
アニメを二つやるしかない。後者はOVAでも構わないと思うが…。
あと、闇に魅せられたファンは、残念ながらアマガミでそれを求めている人が限りなく少ないことを認めるしかない。
とりあえず「とらドラ!」を見ることをお奨めする。purerougeで絶望したJC-STAFFへの怒りが綺麗さっぱりなくなるはず。
それでも!
「とらドラ!」みたいなアマガミ…みたいなぁw
*1
アマガミよりだったということは、purerougeはダメで、アマガミのBADENDは何故問題ないの?という話になる。
これは、あくまで個人的にだが、アマガミのBADENDが悲しく辛くても”納得のいく結末”だったからだ。purerougeの結末には自分は納得できていない。もっと光一に罰があるべきはずだし、結美は絶望してもいいと思えたからだ。
アマガミは、自分達の想像した世界に責任を持って結末をつけていた。そこが個人的な評価の別れ目である。
blog内参考エントリー
・キミキス:続・purerouge雑感その1 http://abiesfirma.sakura.ne.jp/bubu-n/log/eid466.html
・キミキス:続・purerouge雑感その2 http://abiesfirma.sakura.ne.jp/bubu-n/log/eid467.html
・キミキス:続・purerouge雑感その3 http://abiesfirma.sakura.ne.jp/bubu-n/log/eid468.html
アマガミアニメ化考察・外部リンク
・指先はもうひとつの心臓 http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/-332--4a40.html
んじゃ、結局どれが正解なわけ?って感じになるよね。キミキスの時はそれがすごくわかりやすかった。
「甘酸っぱくちょっとHな純愛ストーリー」というのが、キミキスを遊んだ人の一致した見解だと思う。
ところがキミキスのアニメ(purerouge)は、この基本コンセプトを捻じ曲げてしまった。
アマガミから入った人には想像しにくいと思うが、キミキスというゲームには”負”の感情が限りなくなかった。
だがpurerougeの世界は、どちらかというとアマガミ(*1)よりだったのだ。
ゲームを愛するものからすればまさに「どうしてこうなった?」だったわけ。
これはファンの求める方向性が全員同じだったからこそ起きた現象だよね。
もしキミキスのゲーム本編にも、アマガミのような闇の要素があったのなら一部的には褒め称えられたはずだもの。
じゃ、アマガミはどーするのさ?って話になる。
そこがファンの求めるアマガミが、一つの方向性に定まっていないという強みであり欠点だ。
コミカライズや小説などと違い、アニメ化というのは一度限りの祭りである。
どのファン層をターゲットに作るのが問題になると思うのだ。普通に考えれば最初挙げたToHeart第一期方式が正解。
だが、アマガミのファン層の中にはお気に入りのヒロインを是非アニメでも主人公に!と思う人もいる。
そうすると自然にオムニバスという方式になる。最近だと化物語がちょっとしたオムニバスだった。あれもアリだと思う。
アマガミに求めるものが闇のファンもいる。するとどうだろう。ToHeart第一期方式ではあまりにも物足りないのでは?
結論的にいうと、アマガミのアニメ化というのは限りなく難しい。
ノベルゲーのような一本道ではなく、複雑にからみあうヒロイン達の6週間を、
一つだけに絞ってさらにファンのほとんど納得させるカタチというものが自分では想像がつかない。
まぁ、結局のところ無茶を承知で言うならば。
ToHeart第一期方式と、オムニバスでヒロイン全員分をやる化物語方式。
アニメを二つやるしかない。後者はOVAでも構わないと思うが…。
あと、闇に魅せられたファンは、残念ながらアマガミでそれを求めている人が限りなく少ないことを認めるしかない。
とりあえず「とらドラ!」を見ることをお奨めする。purerougeで絶望したJC-STAFFへの怒りが綺麗さっぱりなくなるはず。
それでも!
「とらドラ!」みたいなアマガミ…みたいなぁw
*1
アマガミよりだったということは、purerougeはダメで、アマガミのBADENDは何故問題ないの?という話になる。
これは、あくまで個人的にだが、アマガミのBADENDが悲しく辛くても”納得のいく結末”だったからだ。purerougeの結末には自分は納得できていない。もっと光一に罰があるべきはずだし、結美は絶望してもいいと思えたからだ。
アマガミは、自分達の想像した世界に責任を持って結末をつけていた。そこが個人的な評価の別れ目である。
blog内参考エントリー
・キミキス:続・purerouge雑感その1 http://abiesfirma.sakura.ne.jp/bubu-n/log/eid466.html
・キミキス:続・purerouge雑感その2 http://abiesfirma.sakura.ne.jp/bubu-n/log/eid467.html
・キミキス:続・purerouge雑感その3 http://abiesfirma.sakura.ne.jp/bubu-n/log/eid468.html
アマガミアニメ化考察・外部リンク
・指先はもうひとつの心臓 http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/-332--4a40.html
雑記&イラスト -
2009.10.13 Tuesday :: - :: -
2009.10.13 Tuesday :: - :: -