キミキス:puerrouge雑感その4
■07年10月17日 キミキス-pure rouge- 雑感その4
最後の話題、「私は認めたpurerouge。ただし面白かどうかは別」
私はpurerougeを全面的に肯定してますが、話が面白いかどうかはわかりません。
では、何をもって自分は楽しんでるか?何故人に勧めないか?
そして根本的に何故原作の物語を改変したのかという謎に迫ってみます。
最後の話題なんで、正直無茶苦茶長いです。
てか、最近これのせいで寝不足…。どうなんだそれはw
最後の話題、「私は認めたpurerouge。ただし面白かどうかは別」
私はpurerougeを全面的に肯定してますが、話が面白いかどうかはわかりません。
では、何をもって自分は楽しんでるか?何故人に勧めないか?
そして根本的に何故原作の物語を改変したのかという謎に迫ってみます。
最後の話題なんで、正直無茶苦茶長いです。
てか、最近これのせいで寝不足…。どうなんだそれはw
まず、自分が作品を完全に評価するのは、その作品が完結してからです。
いくら途中が面白かろうが、ストーリーの着地がしっかりしていなければそれは駄作になるからです。
今purerougeを面白いと言ってるのは、設定変更による「試み」に対してです。
本編自体は今のところキャラの紹介がほとんどで大きなストーリーのうねりもないので
評価しようがないです。しいていうなら話の丁寧な作りと導入だったと言うことぐらい。
ですのでまだ面白いか?と聞かれれば「んー、わかんない。作り方次第では面白くなりそう?」となります。
私の「なんでも楽しめる能力」は、その作品ごとの世界観を簡単に受け入れる事が出来るということであり
どんな話でも面白いと思えるものではないのです。よって現在purerougeを楽しんではいますが
面白いかどうかはわからない、だから余計に人にもこの評価をあまり話せないで居るというのが現状です。
ただ、自分はpurerougeの雰囲気が好きです。まおねーが甲斐くんと仲良くなろうがなんだろうが
それがこの世界の法則です。それを簡単に楽しめるのが私の能力みたいなもんですから。
むしろ甲斐くんのあまりもテンプレート的なツンデレ具合や、「何故そんなところでサックス!?」みたいな
意味不明な行動が楽しくてしょうがありません。まおねーと一緒に「かっこいいwww」と笑ってしまいます。
ですが、この二人が最後どうなるかで評価が変わります。原作の設定の中ではなくpurerougeの設定の中で
その結末が納得できないものなら、自分はpurerougeを認めなくなるでしょう。
それは甲斐くんだけにとどまらず、光一や一輝にも言えることなのですが。
まぁ、何をもって結末に納得するかもちろんこれも主観の問題なんですけどねw
ですから最後まで観て評価をします。purerougeが原作を改変したことにより
青春群像劇として面白いものに仕上がってくれれば最高です。というかそうなってもらいたいです。
さて、最後の話題になります。
「何故原作を改変しているのか?原作のままの設定で行くと発生する問題とは?」
ここからのお話は今までの雑感その1〜3とは違い、完全に私の思うpurerougeの商品戦略です。
あくまで私の予想ですので鵜呑みにはしないでくれると助かります。では行ってみます!これが最後だ!!
・オムニバス方式によるヒロインごとのリセット。
多分一番望まれていた形なのでしょうが、アニメーションとして見た場合問題が山積みです。
この方式はヒロインの数だけ話数が分割され(3〜4話)、相原光一×ヒロインがほとんどの要素を占めることになります。
結果ヒロイン同士の絡みも薄くなるでしょう。時間的制限により話も駆け足になり面白くなるまえに終わってしまいます。
そんなわけで、この方式を望むのは原作ファンだけです。初見の人が見ても面白くは感じないでしょう。
新規の人にはヒロインに思いいれがないわけで、思いいれが出来る前に4話で終わってしまっては意味がありません。
このようなリセット方式の正しい形は、前の世界感を受け継ぐことによって成立する「ひぐらしのなく頃に」の
ようなサスペンス(?)…SFか…。ああ、まぁとにかくそういう類のものだけです。
その点、漫画版のキミキスVariousHeroinesは、最もリセット形式にフィットする形です。
アニメで3〜4話のところを、ヒロイン一人づつにじっくり9話かけることができます。
これなら新規の人でもキャラへの愛着もわくでしょう。ただやはりヒロイン同士の絡みがないという弱点もありますが。
でも、その弱点はコミックス1巻内に収まる小さな純愛物語としては逆に余計な要素なのかもしれません。
そんな小さな物語としても9話も要していることを考えないと、アニメはまるでダイジェストになってしまうかもしれません。
CDドラマは40分程で一人のヒロインの話が完結しますが、、相当な駆け足で話が進むため、
原作を知らない人からすると「なんのこっちゃ?」となっています。正直展開の早さは原作ありき。
そしてCDドラマを買ってまで聞こうとする人には、その原作ありきという条件を満たしているから問題ないのです。
アニメで初めてみる人に、このような条件がないかぎりまずリセット方式はありえないのです。
・原作の主人公相原光一のハーレム物語
キスがテーマじゃなければこれもありだったんでしょうが、いやむしろラブひなぐらい無茶なことしてくれても。
いやいや、あれはラブコメだから出来たことであって普通に考えたらNice boatだよなぁ。
とまぁ、ハーレム話は難しいです。というか相原光一がキスしまくるというアニメというのも…
あ、ちょっと原作ファンとしては観たいかも…。いやいやいや!振り切れ!煩悩を!!
ちょっと頭がピンク色になったので、ちゃんと話をします。
ハーレムアニメは世の中にあふれています。そしてキミキスのテーマは純愛です。
せいぜい二人ぐらいの間で相原光一は揺れ動く程度のものぐらいしか作れないでしょう。
自分のアニメが始まる前の予想では、星乃結美と水澤摩央のダブルヒロインで、他は全てサブキャラみたいな扱いでした。
漫画版でいくところの星乃結美が主人公のLyricalcontactに+αした感じですね。
(補足本サプリメントでのまおねーの感じからするとあまり恋愛対象にはならない感じでしたのでここでは+αと言っておきます)
これの弱点はものすごく地味な事と、ヒロインに選ばれなかった子の立場の弱さです。
あ、すでに相原光一が全員から好意を持たれるという話はなかったことにしてますよ?ギャグにしかならないので。
このサブキャラになってしまったヒロインにキスをさせるのはかなり難しいことです。Lyricalcontactの明日夏のキス話なんかはよく出来てるなぁと感心してしまいますが、結局あれは明日夏一人だけだからOKだっただけです。
あんなことが何度も続いたら、そりゃもうゆーみだって黒化するに決まってますw
そんなわけで、この方式でいった場合、地味な話でいてそれほど原作ファンの批判を買うこともなく、
新規ファンにはそれなりに受け入れられるかもしれないけど爆発的な話題にはならないひっそりとしたアニメになっていたでしょう。
まさに地味子!!ゆーみ、恐ろしい子!
ここまで話してきて、自分がどれだけ新規ファンからみた視点でpurerougeを考察しているかわかります?
いい加減「アニメのキミキスは、原作ファンだけの支援じゃダメなの?」って疑問がわくと思います。
はっきり言います。企業的にアニメのキミキスは原作ファンだけのものではダメだからです。
purerouge雑感その2で、キミキスというコンテンツはじっくり育てれば相当大きな収入源になるのではないかと書きました。
これはまだ原作ファンだけでは、キミキスの市場での立場は弱いものだという裏返しです。よって、
purerougeは新規ファンを取り込み、市場を拡大するための作品
という結論になります。だからこそ原作ファンが求めるものよりも新規ファンが入りやすいような作りにしていると思います。
(私のようにpurerougeを普通に楽しめちゃってる原作ファンもいますが)
なるほど、だったらpurerougeの世界感はキミキスを知らない人からすれば実に入りやすい設定です。
何故ノイタミナ枠でやらなかったか勿体なくて仕方ありません。むしろそこでやればもっと批判も少なかっただろうに…。
ですがこの市場拡大プロジェクト、実はものすごい問題にぶち当たります。
それは、市場を拡大するためにしている事とはいえ、あまりに展開が唐突すぎたことです。
ここでpurerouge雑感その3の話が登場します。今回の騒動は多分全てマイナスに方向に働いてます。
それは原作ファンのあまりにネガティブなイメージがネットで出回った為に
アニメから入った新規ファンもその流れにのって素直に楽しめていない人が多いと思いからです。
原作ファンの怨念が、新規ファンの獲得を邪魔するという形になってしまってはまさに本末転倒。
リストラされた社員に内部告発され倒産する会社みたいなもんです。
原作ファンをないがしろにしてしまったので一定のDVD売り上げはもう見込めないでしょう。
だからといって、新規アニメファンがDVDを買うかといったら、
ストーリー的にも作画クオリティー的にも相当高いものでないと手を出すことはないのでは?
アニメからゲームに還元(還元されるべき新作ゲームがない)すること考えられていないっぽいので、
あくまでアニメはアニメ単体としての収入源としてみている可能性が高いです。
もしゲームの販促用のアニメだとしたら、ここで新作発表がないことが不自然です。アニメはコンテンツの拡大にすぎないと考えてしまいます。てことはDVDの売り上げが全て。あ、あれー。それじゃやっぱダメなんじゃないかな…。
やはり、purerougeの一番の欠点はストーリーなどではなくこのプロジェクト展開にあります。
原作ファンと一緒に新規ファンを獲得するという展開にもっていくのが一番好ましかったのですが。
誰もが納得するものを作るのは難しいと思います。だからと言ってその言葉を盾に逃げたら
最終的な収入の見越しは相当低いものになると思います。それじゃ市場拡大した意味がないんじゃ…?
大掛かりのプロモーションも大事ですが、土台をしっかりしておかないとこういう事に
なってしまうという良い例(悪いか…)になったんではないかと。
purerougeを今のストーリーのまま納得させるには?は雑感2で書きました。
ではもっと根本的に、どのような展開にすればみんな最初から納得できたのかな?
多分こんな感じなんじゃないかと、ない知恵絞ってみました。
TVアニメーション・キミキス
原作者公認のゲームとは全く違ったパラレルストーリー。あのキャラがあんなことやこんなことに?
もう一つの世界で繰り広げられる青春群像劇。甘酸っぱい恋物語をどうぞ!
OVAキミキス
原作を忠実に再現した短編全6巻!あのドキドキシーンがついにアニメで動いちゃう!?
ちょっぴり切なくちょっぴりエッチなOVA版キミキス、TV版とご一緒にお召し上がれ!
秋から始まる二つのキミキス。貴方はどちらの世界で恋に落ちますか(はぁと
みたいな感じ。
これを半年前に公開されていたらどうだったでしょうか。もう書いてて虚しくなってきた…。
あ、そういやこういうのあった!!覇王体系リューナイトだ!!
TVアニメーションとOVA版で全く違う話を同時進行企画だったはず!
こ、これなのに、これはやればみんな幸せになれたのに!!
なんか最後の方は私の妄想爆発でしたが、まぁこういうのがファンと一緒に足並み揃えて
コンテンツを育てる事だと思います。
てか、私は長い文章を書きつづけると、精神に異常をきたすことが段々わかってきたよ…。
だんだん文体も崩れてきたし…。ああ、もう疲れたよパトラッシュ…。
てわけで、長い長いpurerouge雑感もこれで終わりにします。
お付き合い頂き本当にありがとうございました。次のエントリーからはただのお馬鹿が
キミキス好き好きオーラを出しながらイラストを描いてるだけのサイトに戻ります。
1年5ヶ月キミキスを追いかけてきた私が、その思いを全部吐き出した4日間でした。
おしまい。
いくら途中が面白かろうが、ストーリーの着地がしっかりしていなければそれは駄作になるからです。
今purerougeを面白いと言ってるのは、設定変更による「試み」に対してです。
本編自体は今のところキャラの紹介がほとんどで大きなストーリーのうねりもないので
評価しようがないです。しいていうなら話の丁寧な作りと導入だったと言うことぐらい。
ですのでまだ面白いか?と聞かれれば「んー、わかんない。作り方次第では面白くなりそう?」となります。
私の「なんでも楽しめる能力」は、その作品ごとの世界観を簡単に受け入れる事が出来るということであり
どんな話でも面白いと思えるものではないのです。よって現在purerougeを楽しんではいますが
面白いかどうかはわからない、だから余計に人にもこの評価をあまり話せないで居るというのが現状です。
ただ、自分はpurerougeの雰囲気が好きです。まおねーが甲斐くんと仲良くなろうがなんだろうが
それがこの世界の法則です。それを簡単に楽しめるのが私の能力みたいなもんですから。
むしろ甲斐くんのあまりもテンプレート的なツンデレ具合や、「何故そんなところでサックス!?」みたいな
意味不明な行動が楽しくてしょうがありません。まおねーと一緒に「かっこいいwww」と笑ってしまいます。
ですが、この二人が最後どうなるかで評価が変わります。原作の設定の中ではなくpurerougeの設定の中で
その結末が納得できないものなら、自分はpurerougeを認めなくなるでしょう。
それは甲斐くんだけにとどまらず、光一や一輝にも言えることなのですが。
まぁ、何をもって結末に納得するかもちろんこれも主観の問題なんですけどねw
ですから最後まで観て評価をします。purerougeが原作を改変したことにより
青春群像劇として面白いものに仕上がってくれれば最高です。というかそうなってもらいたいです。
さて、最後の話題になります。
「何故原作を改変しているのか?原作のままの設定で行くと発生する問題とは?」
ここからのお話は今までの雑感その1〜3とは違い、完全に私の思うpurerougeの商品戦略です。
あくまで私の予想ですので鵜呑みにはしないでくれると助かります。では行ってみます!これが最後だ!!
・オムニバス方式によるヒロインごとのリセット。
多分一番望まれていた形なのでしょうが、アニメーションとして見た場合問題が山積みです。
この方式はヒロインの数だけ話数が分割され(3〜4話)、相原光一×ヒロインがほとんどの要素を占めることになります。
結果ヒロイン同士の絡みも薄くなるでしょう。時間的制限により話も駆け足になり面白くなるまえに終わってしまいます。
そんなわけで、この方式を望むのは原作ファンだけです。初見の人が見ても面白くは感じないでしょう。
新規の人にはヒロインに思いいれがないわけで、思いいれが出来る前に4話で終わってしまっては意味がありません。
このようなリセット方式の正しい形は、前の世界感を受け継ぐことによって成立する「ひぐらしのなく頃に」の
ようなサスペンス(?)…SFか…。ああ、まぁとにかくそういう類のものだけです。
その点、漫画版のキミキスVariousHeroinesは、最もリセット形式にフィットする形です。
アニメで3〜4話のところを、ヒロイン一人づつにじっくり9話かけることができます。
これなら新規の人でもキャラへの愛着もわくでしょう。ただやはりヒロイン同士の絡みがないという弱点もありますが。
でも、その弱点はコミックス1巻内に収まる小さな純愛物語としては逆に余計な要素なのかもしれません。
そんな小さな物語としても9話も要していることを考えないと、アニメはまるでダイジェストになってしまうかもしれません。
CDドラマは40分程で一人のヒロインの話が完結しますが、、相当な駆け足で話が進むため、
原作を知らない人からすると「なんのこっちゃ?」となっています。正直展開の早さは原作ありき。
そしてCDドラマを買ってまで聞こうとする人には、その原作ありきという条件を満たしているから問題ないのです。
アニメで初めてみる人に、このような条件がないかぎりまずリセット方式はありえないのです。
・原作の主人公相原光一のハーレム物語
キスがテーマじゃなければこれもありだったんでしょうが、いやむしろラブひなぐらい無茶なことしてくれても。
いやいや、あれはラブコメだから出来たことであって普通に考えたらNice boatだよなぁ。
とまぁ、ハーレム話は難しいです。というか相原光一がキスしまくるというアニメというのも…
あ、ちょっと原作ファンとしては観たいかも…。いやいやいや!振り切れ!煩悩を!!
ちょっと頭がピンク色になったので、ちゃんと話をします。
ハーレムアニメは世の中にあふれています。そしてキミキスのテーマは純愛です。
せいぜい二人ぐらいの間で相原光一は揺れ動く程度のものぐらいしか作れないでしょう。
自分のアニメが始まる前の予想では、星乃結美と水澤摩央のダブルヒロインで、他は全てサブキャラみたいな扱いでした。
漫画版でいくところの星乃結美が主人公のLyricalcontactに+αした感じですね。
(補足本サプリメントでのまおねーの感じからするとあまり恋愛対象にはならない感じでしたのでここでは+αと言っておきます)
これの弱点はものすごく地味な事と、ヒロインに選ばれなかった子の立場の弱さです。
あ、すでに相原光一が全員から好意を持たれるという話はなかったことにしてますよ?ギャグにしかならないので。
このサブキャラになってしまったヒロインにキスをさせるのはかなり難しいことです。Lyricalcontactの明日夏のキス話なんかはよく出来てるなぁと感心してしまいますが、結局あれは明日夏一人だけだからOKだっただけです。
あんなことが何度も続いたら、そりゃもうゆーみだって黒化するに決まってますw
そんなわけで、この方式でいった場合、地味な話でいてそれほど原作ファンの批判を買うこともなく、
新規ファンにはそれなりに受け入れられるかもしれないけど爆発的な話題にはならないひっそりとしたアニメになっていたでしょう。
まさに地味子!!ゆーみ、恐ろしい子!
ここまで話してきて、自分がどれだけ新規ファンからみた視点でpurerougeを考察しているかわかります?
いい加減「アニメのキミキスは、原作ファンだけの支援じゃダメなの?」って疑問がわくと思います。
はっきり言います。企業的にアニメのキミキスは原作ファンだけのものではダメだからです。
purerouge雑感その2で、キミキスというコンテンツはじっくり育てれば相当大きな収入源になるのではないかと書きました。
これはまだ原作ファンだけでは、キミキスの市場での立場は弱いものだという裏返しです。よって、
purerougeは新規ファンを取り込み、市場を拡大するための作品
という結論になります。だからこそ原作ファンが求めるものよりも新規ファンが入りやすいような作りにしていると思います。
(私のようにpurerougeを普通に楽しめちゃってる原作ファンもいますが)
なるほど、だったらpurerougeの世界感はキミキスを知らない人からすれば実に入りやすい設定です。
何故ノイタミナ枠でやらなかったか勿体なくて仕方ありません。むしろそこでやればもっと批判も少なかっただろうに…。
ですがこの市場拡大プロジェクト、実はものすごい問題にぶち当たります。
それは、市場を拡大するためにしている事とはいえ、あまりに展開が唐突すぎたことです。
ここでpurerouge雑感その3の話が登場します。今回の騒動は多分全てマイナスに方向に働いてます。
それは原作ファンのあまりにネガティブなイメージがネットで出回った為に
アニメから入った新規ファンもその流れにのって素直に楽しめていない人が多いと思いからです。
原作ファンの怨念が、新規ファンの獲得を邪魔するという形になってしまってはまさに本末転倒。
リストラされた社員に内部告発され倒産する会社みたいなもんです。
原作ファンをないがしろにしてしまったので一定のDVD売り上げはもう見込めないでしょう。
だからといって、新規アニメファンがDVDを買うかといったら、
ストーリー的にも作画クオリティー的にも相当高いものでないと手を出すことはないのでは?
アニメからゲームに還元(還元されるべき新作ゲームがない)すること考えられていないっぽいので、
あくまでアニメはアニメ単体としての収入源としてみている可能性が高いです。
もしゲームの販促用のアニメだとしたら、ここで新作発表がないことが不自然です。アニメはコンテンツの拡大にすぎないと考えてしまいます。てことはDVDの売り上げが全て。あ、あれー。それじゃやっぱダメなんじゃないかな…。
やはり、purerougeの一番の欠点はストーリーなどではなくこのプロジェクト展開にあります。
原作ファンと一緒に新規ファンを獲得するという展開にもっていくのが一番好ましかったのですが。
誰もが納得するものを作るのは難しいと思います。だからと言ってその言葉を盾に逃げたら
最終的な収入の見越しは相当低いものになると思います。それじゃ市場拡大した意味がないんじゃ…?
大掛かりのプロモーションも大事ですが、土台をしっかりしておかないとこういう事に
なってしまうという良い例(悪いか…)になったんではないかと。
purerougeを今のストーリーのまま納得させるには?は雑感2で書きました。
ではもっと根本的に、どのような展開にすればみんな最初から納得できたのかな?
多分こんな感じなんじゃないかと、ない知恵絞ってみました。
TVアニメーション・キミキス
原作者公認のゲームとは全く違ったパラレルストーリー。あのキャラがあんなことやこんなことに?
もう一つの世界で繰り広げられる青春群像劇。甘酸っぱい恋物語をどうぞ!
OVAキミキス
原作を忠実に再現した短編全6巻!あのドキドキシーンがついにアニメで動いちゃう!?
ちょっぴり切なくちょっぴりエッチなOVA版キミキス、TV版とご一緒にお召し上がれ!
秋から始まる二つのキミキス。貴方はどちらの世界で恋に落ちますか(はぁと
みたいな感じ。
これを半年前に公開されていたらどうだったでしょうか。もう書いてて虚しくなってきた…。
あ、そういやこういうのあった!!覇王体系リューナイトだ!!
TVアニメーションとOVA版で全く違う話を同時進行企画だったはず!
こ、これなのに、これはやればみんな幸せになれたのに!!
なんか最後の方は私の妄想爆発でしたが、まぁこういうのがファンと一緒に足並み揃えて
コンテンツを育てる事だと思います。
てか、私は長い文章を書きつづけると、精神に異常をきたすことが段々わかってきたよ…。
だんだん文体も崩れてきたし…。ああ、もう疲れたよパトラッシュ…。
てわけで、長い長いpurerouge雑感もこれで終わりにします。
お付き合い頂き本当にありがとうございました。次のエントリーからはただのお馬鹿が
キミキス好き好きオーラを出しながらイラストを描いてるだけのサイトに戻ります。
1年5ヶ月キミキスを追いかけてきた私が、その思いを全部吐き出した4日間でした。
おしまい。
雑記&イラスト -
2007.10.17 Wednesday :: - :: -
2007.10.17 Wednesday :: - :: -